「うちの子どもにも、もう少し野球がうまくなって欲しくて・・・」
どんな親でも、そう願うのかもしれません。
ご縁があり私と出会ってしまった方々に
いろいろ話を伺っていくと
「チームで怒られてばかりで
下手くそ!お前なんか使えねぇ!
だから試合で使えねぇんだよ!」
そんな罵声を浴びせられるそうだ。
親も辛いだろうが、一番辛いのは子ども自身である。
本当に使えないのは、その指導者なのに・・・
口で罵声を浴びせるだけで
肝心の指導は一切してもらえないそうだ。
解決に向かうために問題を浮き彫りにしていくと
「ボランティアだから・・・」
その言葉を武器に逃げ道を作る。
ほとんどの指導者が頑張っているのに
そんな性質(たち)が悪い一部の指導者の話を聞くと
何のボタンの掛け違いでそうなってしまったのか
苦しくなってしまう。
何か皆さん勘違いをしている。
毎日練習させ、子どもを疲れさせ
逃げ道を作らず、追い込み続ける。
子どもにしっかり栄養を取らせ
せっせと送り迎えをし
完璧に子どもの面倒を見る。
どことなく受験戦争の真っ只中にいる
優秀な方々とダブってしまう。
違いは「勉強」と「野球」だけ。
時代は違うと怒られるかもしれませんが
私が知っているプロ野球に進んだ仲間は
上手にサボっている連中ばかり・・・
幼少時代、今の子ども達ほど必死に頑張っていない。
何事も「ほどほど」が大切だと思う。
この「ほどほど」が「伸びしろ」を生むことは
意外に知られていない。