日別アーカイブ: 2013年3月6日

本物?偽物?

「本物を知らなければ
偽物を本物と思い込み生きて行く」

 

ほとんどの方が、初対面の子どもに対して

「ほらっ!ちゃんと挨拶しなさい!」

私は
「いいよ、したくなかったらしなくて!」

挨拶は、人間にとってとても重要です。
ただ人に言われて挨拶されても
言われた方も違和感を感じます。

だったら「今は」言わなくていい!

大人から言われ続ける子ども達・・・

挨拶しなさい!
返事は!
早くしろーーー!

大人にできないことを、子どもに求めている光景を見ると
涙が出てきそうになります。

「いいよ、いいよ、そのうち出来るから・・・」

言われ続ける子ども
ひたすらその時を待った子ども

結果は「時を待つ」方が、時間も早く
何よりも「心」を身につけるのです。

「急げーーーー!」

言われ続けた子ども達は、「怒られるから」という思考が優先され、
人が見ていないと・・・
注意されないと・・・
自ら動くことをしなくなります。

必要だと感じたら、自分から挨拶します。
自分で行動を早くします。

大人だって人から言われ続けたら嫌になります。
同じ人間で感情の生き物ですから
大人も子どもも同じだと思います。

「時を待つ」

ここを知ることが出来たら、
本物に近づけるような気がします♪

野球教室で良くある光景・・・

司会:「みんなで声を合わせてお礼を言いましょう!
ありがとうございました!」

子ども達:「ありがとうございました!」

閉会式が終わると、私たちの目の前を
素通りして行く子どもがほとんどです(笑)

腹は立ちません。
それが普通だと思っています。

しかし中には「ありがとうございました」
と言える変わった?子どももいます。

野球は団体競技でありながら
「一対一」の戦いが求められます。

全員で声を合わせると見栄えは良いのですが
結局は挨拶だって「一対一」の勝負です。

子ども達が

言われて気がつくこと
自分で掴むこと

ここの判断力が、大人には必要ではないでしょうか?