当たり前のことが
当たり前ではない現状・・・
子どもの関わるスポーツは
大人の協力がなければ
到底成り立ちません。
しかし、その大人のスタンスが
一つにはまとまりません。
何が正しくて何が間違っているということではなく
大人が陥ってしまう落とし穴・・・
その落とし穴の存在には
気が付くべきではないでしょうか?
落とし穴に落ちるか落ちないか・・・
それは大人の責任で判断していただければ
問題はないと思います。
「見守る」とは?
ある母親からメールをいただきました。
NPO法人日本少年野球研究所は
この母親のご意見に賛同します。
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スタンドで応援していた母親達が
フェンスに触らないように、と
警備員の方から注意を受けたのです。
親が注意されるとは…と苦々しく思っていたら
反省するどころか警備員の方の悪口
見ていない時にはフェンスにしがみつき
子供に声をかけたりビデオを撮ったり
メガホンを叩きながら、
大声で歌い踊る母親達の姿は
とても異様に私の目には映ります。
それ以上に気になったのが
相手チームのファーストの子が
何度も簡単なボールを反らして
自分の子供が一塁に出る度に大喜び。
今に始まったことではないのですが
見かねてしまい、注意をしたら
話し合い ということになりました。
そこで上がった意見は、
母親達が熱心なのは子供達の意欲に繋がり
結構なことというのが大半でした。
そして悲しい事に、監督までもが
母親達の熱狂的な応援を喜んでいるとのことでした。
確かに、チームの子供達は
言わされているという感じもなく
絶対に勝ちたい!勝たなきゃならない!と
口を揃えて言うのです。
気持ち悪いくらい
頑張ろう!勝ちたい!と言うのは
言わされているより恐ろしい
「洗脳」という印象を受けます。
結果を出して、母親に喜んで欲しい!と
頑張る子供達が不憫にさえ思いますし
喜ばせる事ができなかった時に
子供の心が傷付くのが心配です。
指導者、父親よりも密接な母親の有り様が
子供達の野球観に影響を与えているようです。
母親の一番の仕事は、食事や睡眠に気遣い
丈夫な身体を作ること。
どんな結果も、心広く受け止め見守ること。
と吠えた私には、あまり賛同者がいませんでした。
巨人の星のあき子お姉さんを、
いつも心に置いている私は古いのでしょうか?
古いも新しいもありませんよね?
大人の欲望を満たすために
野球をやらせてはいけないと思うのです!