子ども達の本能

全国で行われれる野球教室で感じることがある。
そこに集まった子供たちは、本当に教えてほしくて集まってきたのか?

大人に行けと言われて集まったのではないか?
本当は行きたくないのに、大人の都合で行かされたのではないか?

そんな子ども達が「聞く姿勢が悪い」
「元気がない」と怒られては、たまったものではない。

そういう事情の子ども達に、いかに意識を高める内容にするか?
いかに子どもの心をひきつけるかが腕の見せ所であって
子ども達を責めることは、危険が多いと思う。

「元気がない」「意識しろ」「集中しろ」の言葉には
疑問を感じてしまう。

もちろん、そんな状況であっても「聞く姿勢」を身に着ける必要はある。
「礼儀を重んずる」ことも大切なことだ。

ただそれが出来るのは一握りの子ども達・・・
やはり指導者の役割は大きい。

「根っこ」を考えてみよう!

子ども達が野球を始めた理由はなんだろうか?

私は「野球がうまくなりたい」
その気持ちが大きいと思う。

根っこの部分は
「試合で勝ちたい」と思って野球を始めたわけではない。

野球が楽しそうだから
野球が好きだから

勝つことを目的に野球を始めたのではなく
野球が上手くなりたいと始めた純粋な心を
大切に育てるべきではないだろうか。

勝っても学び
負けても学び

負ける確率が高いのだから
負けの中から学ぶ数が圧倒的に多い。

勝って、勝って、勝ち続けるのは無理に等しい。
負けて、負けて、負け続けたとしても
最後に「ひとつ」勝つだけで、素晴らしい人生だ!

18日の「きっかけ塾」が終了しました


静岡から駆けつけてくれた三浦さん(中央)

きっかけ塾が、無事に終了しました。

埼玉県鴻巣市での開催にも関わらず
静岡・岩手・千葉・茨城・群馬・東京の遠方からのご参加に
ただただ感謝するばかりです。

ご参加いただいた皆様に、この場をお借りしまして
厚く御礼申し上げます。

次回は、親子で体のケアが出来るように
親子参加有りで、「体操&ストレッチ」などを
斉藤接骨院・斉藤医院長にご指導いただく予定です。

詳細が決まりしだい、ご案内させていただきます。

普通は面白くない・・・

「感謝しなさい」と教える人が感謝を知らなかったり
「挨拶しなさい」と教える人が挨拶しなかったり・・・

そんな事は常にあることです。
私もその代表です。

それに対してイライラしたり、腹を立てるのは
エネルギーの消耗になり、ストレスになるだけです。

「教えてくれる人がいない」

その事を嘆くよりも、逆転の発想で
「自分の考えた通りに、自由に出来る」
そう考えた方が、上手くいくような気がします。

私は、少年野球の経験がありません。
自分で本を読み、コンクリートの壁にボールを当てて
一人で遊んでいました。

仲間が集まって、友人の家の畑で
暗くなるまで、野球やサッカーをして遊んでいました。

そんな昭和の時代を生きてきただけに
なぜ、みんなが焦って

今日の試合、今日の勝利にこだわるのか
そして、今日の試合の結果だけで怒っているのか
理解に苦しみます。

しかし、そうは言っても
それが普通の人なんだと思います。

「普通」は面白くありません。

もうすぐ「きっかけ塾」です・・・♪

「きっかけ塾」開催の日が近づいてきました。
締め切りは明日までです。

子ども達を指導するうえで、たくさんの「ヒント」を
伝えることができると思います。

堅苦しい雰囲気はありませんので
皆様のご参加をお待ちしております。

なお、きっかけ塾終了後に懇親会を予定しています。
ご希望の方はご連絡ください。

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日 時 : 12月18日(日)
       午前10時~午後4時

場 所 : 鴻巣市文化センター 「クレアこうのす」 
       3F 中会議室
       埼玉県鴻巣市中央29番1号 048-540-0540

講 師 : 大川 章 (元ヤクルトスワローズ)
       佐藤 洋  (元読売巨人軍)

参加費 : 一般 5000円
       会員 3000円 ※ (日本少年野球研究所会員)

申込み : juku@mft.jp
       お名前、ご住所、連絡先をお知らせください

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スケジュール

09:30~       受付

10:00~10:10   オープニング

10:10~11:10   キャッチボール基本   大川
 
11:20~12:20   守備編           佐藤

13:20~14:20   キャッチボール応用   大川

14:30~15:30   打撃編           佐藤

15:30~16:00   質疑応答

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過度の道徳心

「子どもは子どもらしく」

私は、年齢に応じた成長で充分だと思っている。
年齢を超えたスピードで、「もっともっと」を
求めることに違和感を感じてしまう。

必要以上にしっかりさせると、周りの評価は高く
「しっかりしているねぇ~」と言う言葉で
親も子どもも、そう言われれば、照れながらでも嬉しいものだ。

それはそれで、その事を否定できるはずもない。
もちろん間違ってもいない。
ただ余計な心配をしてしまう。

世の中、理不尽なことで満ち溢れている。
人生山あり谷ありで、乗り越えなくてはならない困難が
時々現れるものだ。

その困難を乗り越える時に必要なのが
「いい加減さ」と「強気な心」だと思う。

過度の道徳心は、反発さえも否定する。
反省も感謝も大切だが、事と次第によっては
反発する力や、立ち向かっていく強い心が必要だ。

道徳心の高い良い子は、勝負弱くないだろうか?
皆さんのチームにいる「しっかりした子ども」は
チャンスに強いだろうか?

むしろ、ちょっといい加減で、人の話を聞いていないような子どもは
チャンスに強くないだろうか?

根拠も何もないのだが、その傾向を感じる。
過度の道徳心は、弱気な心を生む。

「年齢に合ったスピード」とは、それを防ぐため。

少々の理不尽に動じることなく
へこたれない子どもを育てたい。
強気な心を育てたい。

だからこそ、楽しまないとダメなんです。

それにしても変わった考え方で
自分が「変人」であることが良くわかります・・・(^^;)