悲しい・・・(^^;)

親分こと大沢啓二さん(78歳)がお亡くなりになりました。

私たちが所属している日本プロ野球OBクラブ
プロ野球マスターズリーグ・・・
サントリーモルツ球団・・・
など、多方面にわたりプロ野球界発展の為にご尽力されました。

そして私達の世代は、マスターズリーグがあったからこそ
人と人との繋がりができ、現在の環境が存在します。

憧れの大先輩とも親しくさせていただきました。
球団の枠を超えたお付き合いも生まれました。
ただただ感謝の念でいっぱいです。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

合掌

グランドに行かない?行けない?

「コーチ」(COACH)とは?

・馬車を意味し、大切な人を目的地まで届ける
・目標達成に導く人のこと

そんな深~い意味があるそうです。

昔は、スクール生を応援にグランドに足を運びましたが
最近は、ほとんど行くことはありません。

子供たちの動きは確認したいのですが
周りの環境を見ているのが、どうにもこうにも辛くて
とても落ち着いて見れる状況ではありません。

必ず怒鳴り声が聞こえてくるし
熱狂した親の姿も目に入ります。

タバコを吸っている人もいるし
「イライラ」している人もたくさんいます。

結局、行かない方が良い!
そこに落ち着きました・・・(^^;)

「コーチ」の言葉の意味合いの通り
大切な人を目的地まで送り届けるという姿に
私の目にはなかなか映りません。

子供は大人の目線よりも低いところに目があります。
体の大きさにも差があります。
大人には知恵があります。
どれをとってもその差は明らかです。

力のないものに対し、力のあるものは
優しくしてあげるべきです!

怒鳴っている人達は、
決して大人には同じように怒鳴りません。
職場でだって、同じように怒鳴る人は少ないでしょう(笑)

力の差が歴然だから・・・

あれは指導とか教育ではありません。
ただのストレス発散です・・・(--;)

協力すること、助け合うこと☆

同じ地域で、しかも同じ学校に、チームが2つ!
諸事情により、チームが分裂したり
新チームを立ち上げたり・・・
様々な大人の事情とは言え、難しい問題がかなりあるようです。

兄がAチームに所属したのに
弟がBチームを選択したりすると、親に火の粉がかかる場合もあるとか?

子供自身が「僕はこのチームに入りたい」と言えば
親はそれを支持してあげなければいけないでしょう。

子供はチームの雰囲気であったり
兄へのライバル心であったり
友達との兼ね合いであったり
いろいろな事情がある中、チームを選択するはずです。

その時に・・・

大人は争うのではなく、「共存共栄」の精神のもと
助け合うこと、協力することなしに
地域の発展は望めません。

勝つためにその選手が必要だから
何とか自分のチームに入れたい・・・

その大人の考えに危機感を覚えます。

中には、この選手は必要とか必要じゃないとか
子供自身が傷ついていても平然としている人がいるから驚きです。
そんな方々は「世の中、競争社会だ!」と考えています。

競争とは、「協力すること」と「助け合うこと」が土台にあるからこそ
正々堂々と戦うことができるのです。

必要のない子は存在しないし
その子の代わりはいません。

目的地はこっち?

子供たちに接する機会をいただき、日々感謝する毎日。
本当にありがたい♪

これだけ野球技術が氾濫している世の中。
それでも
「まっすぐ立つ」
「まっすぐに移動する」ことを知らないのはなぜ?

技術だけを教えても育たないのに・・・
怒鳴ったところで上手くいかないのに・・・
イライラしたら不健康なのに・・・

多くの親子の目の前のフロントガラスは曇ったままで
前が見えない状態で、一生懸命にエンジンを全開にして
走っているような気がする。

一度、フロントガラスを掃除してみてはどうだろう?

大人は、そんなに「子供のために」頑張る必要はないこと!
子供は、もっと野球を楽しむこと!
それが見えてくれば、世の中こんなに悪くはならない。

学校が荒れている。
それは今の型にはめたマニュアル化の教育がダメだということ!

親の「しつけ」がなっていないと言う前に
教育そのものの在り方を考える時期のような気がする。

成功している地域があるのに、学ぼうとしない!
子供が育っているチームがあるのに学ぼうとしない!

勝敗に目が向くと・・・
野球の技術だけを追求すると・・・

不思議に大切な部分が見えなくなってしまい
フロントガラスは曇ったままのような気がする!

そういう私もまだまだフロントガラスは汚れているが
運転席の目の前だけは、ほんの少しだけ明かりが射しているので
辿り着くかどうかはわからないが、
たぶんこっちの方向・・・かな?(笑)

でも必死に走っている人達から見ると
逆走に見えるから、これもまた面白い・・・(^^;)

割れたガラス・・・(^^;)

先週9月24日の埼玉スクール会場の玄関のガラスが割れました。
生徒の腕がガラスを貫通・・・
幸いにも怪我ひとつなく、胸を撫で下ろしました。

ガラスの破片が飛び散ったのですが、ご父兄の皆様の協力で
迅速に対応していただきました。

一週間後の10月1日!
スクール終了後に玄関に「タイシ」が立っていました。

「どうした?」

本人はガラスを割って、皆に迷惑を掛けてしまったことで
「今日のスクールは行きたくない」と欠席しました。
話を聞いていくと、「タイシ」の目から涙がこぼれました。

子供は失敗してもいいんだよ!
怪我がなかったことが最大の喜びなんだよ!
申し訳ないって気持ちは少しあればいいんだよ!
協力してくれた人達に「ありがたいなぁ~」と
思える気持ちが少しあればいいんだよ!

いろんな事を経験して大きく大きく成長することを
私の周りの大人たちは望んでいます。

練習は休んでしまいましたが
スクールの最後にわざわざ顔を出してくれたその想いに
私は指導を通して答える必要があります。

今回で得た教訓のほうが、何よりも
「タイシ」には大きな意味があると思います。

来週は「笑顔」で参加してちょうだい!
少し時間が経つと笑い話に変わるからね!(笑)

※この話題は取り上げるつもりはなかったのですが
「タイシ」にエールを込めて書かせてもらいました☆