日別アーカイブ: 2009年1月21日

野球は失敗のスポーツ☆

誰もが知っている言葉かもしれませんが
3割打者は一流の打者と呼ばれます。
その一流と言われる選手でも7割が失敗です。

守備でもエラーをしない人間は誰もいません。
点をとられないピッチャーも誰もいません。

野球は失敗の連続です。
大切なことはその失敗をどう次に生かすか!
ではないでしょうか?

「ボール球を振ってんじゃねぇー」と怒鳴っている人も
もし打席に立ったらボール球を振るはずです。

「どこ投げてんだよー」と怒鳴っている人も
もし自分が投げたらミスをするはずです。

ミスには「技術的なミス」と「精神的なミス」の2つがあります。
上記の怒鳴り声は何の解決にもなりません。
火に油を注ぐことに気が付いていません。

指導は「体・心・技」の3方向から考える必要があります。
体は大丈夫?
心の迷いはなかった?
投げ方は?打ち方は?

繰り返しになりますが
試合中に怒鳴っていても何の解決にもなりません。
怒鳴っていいのは「道徳面」です。

私が疑問を感じるのは
道具を大切にしなかったり
挨拶ができなかったり
嘘をついたり
約束やルールを破っても見て見ぬ振りをして
「試合の結果」や「プレーの結果」にしか目が行かない指導者の方です。
少年野球において大切なことは、その前後ではないでしょうか?

いつしか自分がプレーしなくなり「教える側」に立つと
自分は何でも出来る・・・と、錯覚に陥ります。

私がそうでした。

マスターズリーグのおかげで
改めて野球の「楽しさ」と「難しさ」を学ぶことができました☆

子供たちに対する指導方法や言葉遣いにも
少し変化があったことは言うまでもありません。

失敗は成功の元!
早い時期に失敗をするのは大いに結構です。
しかし、大怪我ではなく最小限の失敗で済むように
大人が見守らなくてはいけません。

いくらミスプレーに対して怒鳴ってもミスは減りません。
道徳面は「叱って」あげると成長します。
そのことに、少しだけ気が付いて欲しいと思います。