日別アーカイブ: 2009年9月2日

少年野球という迷路!



先日の24時間テレビの実話のドラマを見ました。
癌に侵された子供が母親に対して言ったセリフ!
この言葉が頭から離れません。

「お母さん!僕は何のため生まれてきたの?」

母親は即座に答えられませんでした。

しかし・・・
「その答えは人に聞くことではなく自分で見つけるものでしょ!」
と母親が涙ながらに訴えました。

亡くなる直前に

「お母さん!答えを見つけたよ!
 僕は家族を愛するために生まれてきたんだね!」

「ハッ」とした瞬間です。

今更ですが「野球はひとつの手段」にすぎないのでは?

野球を始める初期の頃、親は何を子供に望みましたか?
指導者になりたての頃、どんな指導者になりたいと思いましたか?

「明るく健康で大好きな野球を楽しんで欲しい」と願いました。
「仲間をたくさん作って欲しい」と願いました。
「ルールや団体行動を身に付けて欲しい」と願いました。
「あわよくば甲子園に行って、プロ野球選手に(を)・・・」と言うのは
最後の最後の位置づけだったはずです。

しかし、現実はその順序が逆転してしまっています。

子供達が中心に動いていかなければいけない少年野球が
いつしか親や指導者が中心に動いてしまっています。

その「のめり込み」は異常な世界です!

親の役目はなんでしょう?
試合に熱くなり、子供を追いかけることでしょうか?

母親なら自宅に早めに戻って
風呂を沸かしたり、食事の用意をしたりするのが優先です。

子供と一緒に帰りが遅くなり、何も用意できないから
風呂はシャワー!
夕飯は外食!
あるいはお腹のすいた子供を
長時間待たせる場合もあるでしょう!

この事も子供が主役から降りているひとつの現象で
「のめり込み」に気が付いていないだけです。

帰ってきたら、すぐに道具の手入れ!
そしてすぐに風呂!
時間をあまり空けずに夕飯!

空いた時間を宿題や勉強に当てたり、反復練習をしたり・・・
疲れた体を癒すためにも早く寝させてあげましょう!

早めに食事を済ませれば、また夜にお腹が空いて
夜食だって欲しがるかもしれません。

いやぁー
今日のブログはいつにも増して、敵を作りそうな内容です(^^;)