日別アーカイブ: 2009年10月25日

器の小ささ

「ボーク!」

中学生が延長に入り、ツーアウト3塁でボークを取られ
点数を取られて負けてしまったと報告がありました。

「どんなボークだったの?」

聞くところのよると、右投手の三塁へのけん制で
ステップの踏み出す方向が悪かったと言う話ですが
それほど不正なものではなかったと関係者は教えてくれました。

その生徒は、直後に審判を睨みつけ
マウンドを蹴って怒りをあらわにしたそうです。

「何だその態度は!」

審判は怒りを覚え、その子の通っている学校や
親にも回りまわって届くように
「どんな教育をしてるんだ!」と抗議したそうです。

皆さんはどのように考えますか?

私の周りのプロ経験者のほとんどが

「いいねぇーそのくらいの気の強さがないと!」
「将来楽しみだねー」

プロの世界でも「ボーク」はつきものですが
変なタイミングでボーク判定を言う人は決まって同じ人(^^;)

最終回の攻撃中で、どちらとも言えないハーフスイングで
「空振り」と判定し試合終了!

現・巨人軍原監督の引退試合で三塁を守る原さん!
1アウトランナー1塁で5-4-3のダブルプレーで
一塁が微妙なタイミングで「セーフ!」と判定する審判。

審判も人間!
しかし、どれも味がありません!

その中学生は野球に対して一生懸命取り組んでいます。
素直で人の話を良く聞いて実行しています。

なぜ、そのような態度を取ったのでしょう?
その原因は?

私は「人の何倍も一生懸命だから!」

そう判断します。

指導や教育って何でしょう?

警察の取り締まりではありません。

子供の野球です。

延長に入るまで一生懸命投げていたのです。
それまでの頑張りは否定できません。

ゲームを左右するそのタイミングで「ボーク」と
判定するのも教育!

試合後に「あれはボークを取られてもおかしくないよ!
しっかり踏み出すように!」
それも教育!

「どんな教育をしてるんだ!」

そう学校に訴える審判の器の小ささに
愕然としました。