日別アーカイブ: 2011年12月14日

過度の道徳心

「子どもは子どもらしく」

私は、年齢に応じた成長で充分だと思っている。
年齢を超えたスピードで、「もっともっと」を
求めることに違和感を感じてしまう。

必要以上にしっかりさせると、周りの評価は高く
「しっかりしているねぇ~」と言う言葉で
親も子どもも、そう言われれば、照れながらでも嬉しいものだ。

それはそれで、その事を否定できるはずもない。
もちろん間違ってもいない。
ただ余計な心配をしてしまう。

世の中、理不尽なことで満ち溢れている。
人生山あり谷ありで、乗り越えなくてはならない困難が
時々現れるものだ。

その困難を乗り越える時に必要なのが
「いい加減さ」と「強気な心」だと思う。

過度の道徳心は、反発さえも否定する。
反省も感謝も大切だが、事と次第によっては
反発する力や、立ち向かっていく強い心が必要だ。

道徳心の高い良い子は、勝負弱くないだろうか?
皆さんのチームにいる「しっかりした子ども」は
チャンスに強いだろうか?

むしろ、ちょっといい加減で、人の話を聞いていないような子どもは
チャンスに強くないだろうか?

根拠も何もないのだが、その傾向を感じる。
過度の道徳心は、弱気な心を生む。

「年齢に合ったスピード」とは、それを防ぐため。

少々の理不尽に動じることなく
へこたれない子どもを育てたい。
強気な心を育てたい。

だからこそ、楽しまないとダメなんです。

それにしても変わった考え方で
自分が「変人」であることが良くわかります・・・(^^;)