月別アーカイブ: 2010年3月

3/22の「きっかけ塾」が終わりました!

今回の「きっかけ塾」は

斉藤接骨院院長 斉藤忠正さん
群馬県立太田女子高校陸上部監督 春山晴司さん
にお願いしました。

斉藤さんには「子供たちのメディカルチェック」
の大切さをお話いただきました。

簡単に選手のコンディションを調べる方法は大いに役立ち
体から出るサインをキャッチすることにより
障害予防に繋がるはずです。

春山さんには「走り方と野球を結び付けろ!」
をテーマに、姿勢や股関節・肩甲骨を中心に
動き作りの大切さを伝えていただきました。
「骨で動く」という興味深い内容でした。

ご自身の病気を克服された経緯から
「生きている事に感謝」
「子供がいてくれるだけで感謝」のお話には心を打たれました。

今回も学びの多い内容で
私自身も見聞を広げることに繋がりました。

皆さんのご協力に感謝致します。
次の「きっかけ塾」もご期待ください☆

優先順位???

講習会で「野球に関わる目的とは?」の内容の中に

親は「自立に向けて」
指導者は「人を育てるお手伝い」
地域は「我が子同様に見守る」

それぞれの立場で大切な点を訴えています。

誰だって自分の子供が一番可愛いに決まっています。
しかし、野球の素晴らしさは「力を合わせること」を教えてくれます。
試合中でさえ、助けてもらったり助けてあげたり・・・

子供たちには「力を合わせて」と言っているのに
親同士のヒソヒソ話は・・・

試合に出る先発メンバーを見て
あるいは試合途中の選手の起用について
親がこう言うそうです。

「なんであの子が試合に出てるの?」

「なんでうちの子が先に入ったのに?」

「なんでうちの子の方が上手いのに?」

「なんであの子の親は何もしないのに?」

おそらく多くの方がこのセリフを耳にされているでしょう?

このことをひとつ取ってみても
少年野球に関わる姿勢が間違っています!

「試合に出れて良かったね」
「ナイスバッティング」
「体は大丈夫?」

他人の子供に対しても我が子同様に見守る事の出来ない空気が
そのチームにあるとすれば、その環境は子供にとって
決していい空気とは言えません。

不思議なことですが、他人のことを思いやると
最終的には自分の元に助けてもらったり
力になってもらったりして返って来ます。

子供たちの純粋な気持ちを壊したり
チームでトラブルを起こす原因は
常に私たち大人であることを忘れてはいけません。

主役は「あなた」と「あなたのお子さん」ではなく
主役は「子供たち」です!

都合のいい言葉 「子供のために・・・」

子供は近い将来「自分の足で」生きて行きます。
いつまでも親にベッタリでは気持ちが悪く
子供は親離れを・・・
親は子離れをしなくてはいけない時期が来ます。

少年野球の子供たちは、今はその準備期間!

飛び立つ前に親の教育を受け
社会の力を借り、たくさんの仲間と協力し合いながら
汗と涙を流し成長しその時を迎えます。

外は雨・・・

ある親は、通学する子供が雨に濡れて
「風邪でも引いたら大変」
とういう思いで車で校門まで送り迎え!

どしゃ降りや台風の日だけではなく
少量の雨でも、気温が低くても
「子供のために」と・・・

遠距離ならまだしも2ー30分程度の距離なのに・・・

子供は雨に濡れる事もなく
親の力を借りて、風邪を引くこともありません。

「生きる力とは?」

「先を見る力」と「先を読む力」が不可欠です。
これは理屈ではなく、子供が日々の生活で自然に身に付けること!

傘をどう使えば濡れないか?
風を読まなくては濡れてしまいます。

万が一濡れた場合に何が必要か?
替えの靴下が必要です。
濡れた靴下を入れるビニールが必要です。
先を読んだ準備が必要です。

都合良く私たち大人は「子供のために・・・」と言います。
しかし本当にそれが子供のためなのか?

誰しも大人はその判断をよく間違います。
「子供のために」と言いながら
「自分のために」というケースは多くないでしょうか?

「俺はお前の為にやってるんだぞ!」
「お前を思ってるから言ってるんだぞ!」

そう言ってグランドで怒鳴りまくっている指導者がいます!
家庭で子供に怒鳴りまくっている親がいます!

いま一度、冷静に考えてください。
時には必要な行為かもしれませんが

グランドで言ったこと
家庭で言ったことは

「本当に子供のためですか?」

本質はそこに何か「大人の都合」があるはずです。
それに気がついたとき
人は幸せになれるような気がします。

プラスの力☆

野球が「楽しいなぁー」
野球は「おもしろいなぁー」

野球ができて「嬉しいなぁー」
野球をすると「気持ちいいなぁー」

皆さんの周りの子供たちは
こんな心理状態で野球をやっていますか?

「楽しい」
「おもしろい」
「嬉しい」
「気持ちいい」

この4つは、子供の成長における「プラスの力」です。

「好きこそものの上手なれ」

好きな事は知らず知らずのうちに努力します。
だから上達も早いはずです。
特に子供の時は・・・

高校入学時くらいに
「気がついたら努力(練習)する習慣がついていた!」

そうなれば、勝手に良い方向に進んで行くでしょう!

少年野球の育成のポイントは
「どうやったら子供たちが楽しめるか!」

なぜなら、それが子供たちにとってイチバンの近道だからです。

「そんな事じゃプロ野球選手にはなれない」と
否定する方もたくさんいると思います。

子供を精神的にも肉体的にも追い込んで
苦しい練習をガンガンやらせる・・・

「型にはめる」
「筋肉を硬くする」

どんどん遠回りしてください。

「心を育てる」
「好きになる」

そのことの大切さを、大人は身を持って知っています。
野球の魔力に忘れてしまっている人が多いだけです。

野球だけが上手な選手を育てる目標設定であれば
それでも良いかもしれません。

アスリートは「心」と「プレー」が一致しないと
誰しもが不快感を感じます。

ボクシングの亀田兄弟しかり
朝青龍の問題しかり、
バンクーバーオリンピックで国母選手の服装問題しかり
社会は本当に許してくれません。

会った事も話した事もないのにです!

(予断ですが亀田家の長男・興毅選手と次男・大毅選手は
 ビックリするほど礼儀正しい好青年でした)

「応援したくなる選手」

皆さんの近くにも不思議と
「応援したくなる子供」がいませんか?
野球の技術しか見ていないと見えないかもしれません。

私は社会で役に立つ人を育てる事が目標です。
もちろん、その中には「プロ野球選手」も入っていますが
野球選手だけが「プロ」ではありません。

その目標を達成するための準備段階として
子供たちが「楽しむ」ことが絶対条件です。

まずは私たち大人が「楽しむ」ことを知らないと
子供たちに「楽しむ」ことは伝えられません。

私のしかめっ面も何とかしないと・・・(^^;)

少年野球は楽しいスポーツです!
ただし・・・
「楽しむ」と「ふざける」は全く別のものです。

大人のための「野球塾」 in 東京が終了しました!

13日(土)の講習会が終わりました。
参加者の皆様には、貴重な時間をお越しいただき
誠にありがとうございました。

途中、初歩的なミスによりパソコンがダウンしてしまい
ご迷惑をお掛けしました。
申し訳ございませんでした。

少年野球界の現状と基本練習のお話をさせていただきました。

「耳の痛い話」

しかし、耳をふさがないで聞くことにより
新たな発見もあったと思います。

少し遠くなりますが埼玉のスクールの方にも
ぜひ覗きに来てください♪

またご縁がありますように☆