月別アーカイブ: 2011年8月

それって勘違いしていませんか?

保護者と指導者の会話です。

「あなたの息子さんは戦力として考えています!」

その言葉の意味は、指導者の考えを物語っています。
少年野球は、全員が「戦力」です。
「戦力」にならない子どもはいません。

もし子どもが「戦力」であることを認識していなければ
「戦力」であることを教える必要があります。

この言葉を言われて、もし親が喜んでいたとすれば
残念ですが、それが「普通」なのかもしれません。

私のような偏屈人間には
「それって、おかしくない?」と思ってしまいます。

子どもを単なる「駒」としか見ていないのでしょうか?

成功って何だろう?

少年野球・・・
どうしてそんなに勝ちたいのだろう?
なぜそんなにイライラしているのだろう?

大人も子供も協力もしないし
助け合うこともしないし
やる事もやらないで勝てるわけがないのに

それでも勝ちたいと思い、子ども達の体力を考えず
子ども達に怪我をさせてまで
目先の勝利を目指している。

「勝つためには猛練習しかない」

そんな考えは捨てた方が良い。
それよりも、考え方を変えたほうが近道だと思う。

他人の悪口を言い
采配や起用方法に文句を言い
弱い立場の子ども達を怒鳴りつけ、イライラをぶつける。

子ども達は幸せになれるのだろうか?

子ども達に説明もしないで
やって見せるわけでもなく
手取り足取り触るわけでもなく

心を通わせるわけでもなく
ただ怒鳴ってばかりで、延々と説教ばかり・・・

これではスポーツをやる意味合いがズレてしまう。

皆、子ども達が幸せになることを願っているはず。
幸せってなんだろう?

野球が上手になること?
大会に勝つこと?
甲子園に出ること?
プロ野球選手になること?

高校野球で引退すれば18歳
大学野球で22歳
社会人野球で20台後半
プロ野球でも成功すれば35歳まで
それもほんの一握りの選ばれた人達だけの話・・・

憧れのプロ野球選手になれたとしても
二十歳そこそこでクビになる選手がたくさんいる。

成功って何だろう?
もっと「野球」より大切なものがあるのでは?

「野球を通じて何を学ぶか」

ここに野球をやる意味合いが隠されてはいないだろうか?
野球の神様は、そのことを学んで欲しくて
野球というスポーツを与えてくれてはいないだろうか?

私は「野球」を通じ、たくさんに人と出会い
「協力すること」
「助け合うこと」を学ばせていただいた。
だから野球を人一倍大切にしたいと考えている。

私の高校時代の恩師は
「人を育てる」という教えを柱にして、多くのプロ野球選手を輩出した。

最近では楽天の嶋捕手が、試合前の挨拶で
素晴らしいスピーチで人々に感動を与えている。
私は驚かない。
なぜならそういう教育を受けてきたから・・・

そこが一番大切なポイントではないだろうか?

私は出来の悪い人間。
それは自分が良くわかっているつもりだ。

ただ前途多難、いばらの道だが
「人の役に立つ人間」になりたいと、そこを目指している。

それができれば成功!
出来なかったら失敗!

勝ち負け以上に大切な物があることを、子ども達に伝えたい。

キャンプまで二週間・・・


ライト側スタンドから

さぁ、8月に入りました。
早いもので、キャンプまで2週間となりました。

今日現在の参加状況は、約40名になりました。

富山、長野、秋田、岩手、宮城、東京、神奈川、埼玉と
たくさんの方々に参加していただきます。

「感謝」と「責任の重さ」で
刺激のある毎日を送れています(笑)

今年も素敵な「出会い」が待っています。
子ども達の「笑顔」が待っています。
きっと、「素敵などドラマ」が待っています。

たくさんの「きっかけ」が作れるよう
多くの関係者の力を借り、準備させていただきます。

キャンプの募集締め切りは、8/5(金)までです。