アメリカの現状☆

アメリカで大変お世話になっている方に
アメリカの少年野球の現状を聞いたところ
以下のようなメールが届きました。
日本の現状とは練習時間など、大きく違いがあります(^^;)
参考になりますように☆

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現在、息子は6年生でリトルリーグと
ポニーリーグの両方に所属しています。
リトルリーグは小さいときからやっていてどちらかと言うと
レクレーション的なところがあります。
ポニーはベースのリードオフが出来たり
メージャーのルールに近くコンペティティブな野球をしています。

まずリトルリーグの場合ですが、シーズンが2月の終わりから
6月の前半までで20試合あります。
練習は週に2回、2時間ずつあります。
試合は週に1から2試合ありますので、練習はその週の試合数により
1日もしくは2日という事になります。
コーチは子供達の親が進んで
(多くのコーチは自分の子供を良いポジションにつけたい為?)
に引き受けます。中には野球の経験が無いコーチもいます。
これは困ったことです。

ポニーリーグは2月後半から5月終わりで終了です。
試合数も20試合です。
ポニーは試合が週に2回あり、練習は週に1日で
たまに特別練習日があることもあります。
練習時間は約1時間半から2時間です。
コーチは野球の経験の無い親は出来ないことになっています。

両リーグとも、あまり悪い言葉使いをするコーチはいませんが
中には試合中でも怒鳴るコーチがいるということは聞いたことがあります。
特に試合中ですと、コーチあるいは見ている親が暴言を吐いていると
審判が退場させることもあります。
やはり試合中に野球経験者であるコーチ達は
あまり技術的なことで怒ったりはしません。
怒ると子供達は萎縮してしまい
ゲームに集中できなくなってしまいますからね。

練習の内容は息子の所属しているチームによって随分と違います。
ポニーは毎回同じ基本ドリルを繰り返し行います。
ゲームシチュエーションでは連携プレーなどで
ミスをするとコーチが流れを止めて指摘します。
とっても良い練習だと思います。

リトルの場合は細かい技術などは教えるのですが、
チームプレーなどに関してはあまり教えていないような気がします。
無駄な時間に思えることもあります。

これが全てではないですが、子供達に野球を教える上で
怒鳴って教えることは出来ないと
気づいているコーチたちは沢山いますが
野球を知らない親達が子供達に怒鳴ったり
プレッシャーをかけている姿も沢山見かけます。

これで参考になったかどうかわかりませんが
日本の少年野球の指導者もすこしわかって欲しいですね。

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以上、原文のまま・・・

子供から教わる事☆

私の野球人生は失敗ばかり(^^;)
特別誇れるものはありません。

ただ、「私と同じ失敗を繰り返してほしくない!」
その思いは強いものがあります!

その失敗経験を元に、スクールや野球教室を通じて
子供達に「野球の素晴らしさ」や「奥の深さを」伝えればと考えます。

実は「教える身」でありながら
子供達に多くの事を「教わる身」でもあります(^^;)

スクールや全国で知り合う子供達に
私は怒鳴る事はできません!

叱る事は良くあります。
しかし、それは人間的な部分が中心です!

試合中に怒鳴ってばかりいる指導者は
「子供達に教わっている事」に気がついていない人達です!

今がチャンス☆

5月5日は子供の日♪

昨日は宮城県の日本三景・松島町で
日本プロ野球OBクラブ主催の
「第14回全国少年野球教室」が行われました☆

私は指導者・父兄の皆様を対象にした
講習会を担当させていただきました☆

内容は大人がどう子供達に向き合うか・・・
をテーマにさせていただきました。

耳の痛い話の数々!
しかし、松島町の方々は「子供のために!」
真剣に話を聞いていました。

終わった後に関係者に伺ったところ
やはり一部のチームでは
子供達に対して怒鳴り散らしているそうです(^^;)

私が常々思う事は
もし、いつも怒鳴っている人がプレー側に回ったら・・・

高目・低目のボールは振りませんか?
暴投は投げませんか?
ファーボールは出しませんか?
エラーはしませんか?

と考えます。
もし一生懸命やっているのに
怒鳴られたら?

しかも
「テメェー何やってんだ!」
「しっかりやれ!」

と言われたらどう思いますか?

怒鳴っている人ほど、我慢できなくて
そのチームを辞めてしまうでしょう!

人の立場になって考えれば
叱るにしろ、怒るにしろ
もっと悟らせるような表現ができるはずです。

そうすれば怒られても
子供達は素直に聞き入れ、行動が変わってくると考えます。
信頼関係も築けるでしょう!

親は指導者に対して思うところがあります。
また指導者も親に対して思うところがあります。
しかし、子供が主役!
耳の痛い話でも「子供達のために!」
お互いが尊重しあえるチーム作りをしてください。

子供達が大人の話を、あるいは野球の技術を
スポンジが、勢い良く水を吸うように・・・
そんな環境を演出する事が
我々大人の役割です☆

まずは「人」を育てる事!
あまりにも「勝敗」を優先し過ぎです!

しかし「人」が育った時
おのずと負けないチームになるでしょう!

今が変われるチャンスです☆

厳しい現状(^^;)

ゴールデンウィークと言っても
少年野球界は大会や練習の日々!

今日の関東地方は暑い一日でした(^^;)
そんな中で、試合観戦!

「いったいどうしたら良いのでしょう?」

「どうやったら大人は変わるのでしょう?」

「どうやったら気付くのでしょう?」

指導者はなぜ怒鳴ってばかりいるのでしょう?
あの姿は教育ではありません(^^;)

自分の思い通りに行かないイライラを
子供達に罵声を浴びせて
何が面白いのでしょう?

あなたの立場は何ですか?
何のために少年野球に携わっているのですか?

選手を育てたいのですか?
それとも潰したいのですか?

お願いだから「宝物の子供達」を
大切に、大切に育ててください。

怒って良いのです!
叱って良いのです!

しかし今日の指導者は
子供達に対しての愛情を感じる事はできませんでした。

試合後、あなたは車を運転していました。
あなたが免許取り立ての頃
助手席の人が
「てめぇー何やってんだ!」
「バカ、早く行けよ!」
「何で行かねぇんだよ!」

そんな事を言われ続けたら
運転が好きになりますか?
その人を乗せて、ドライブに行きたいと思いますか?

誰でも最初は上手にできないのです!

あなたが早く気が付かないと
「宝物の子供達」が可愛そうです(^^;)

少子化だから・・・?
もちろん、そのような地域もあるでしょう!

今日の場合は、あなたのチームに
あなたの指導方法に魅力がないから
人が集まらないだけです!

5~10年後には・・・(^^;)

たとえば私の少年時代!

昔: 水を飲む事はダメ!
今: こまめに水分補給しないとダメ!

昔: 体を冷やすからプールはダメ!
今: 筋肉をほぐすのに最高!

と言ったように、時代とともに常識が覆り
今に至っています。
おそらくその時代に「水は飲まないとダメ!」
と言っていた人は周りの人々から
「アイツは頭がおかしい!?」と言われていたかもしれません。

さて、私も頭がおかしい部類の人間です(^^:)
今の少年野球の常識が覆る時が
早くて5年!
遅くても10年後にはやってくるでしょう!

練習のやりすぎはダメ!

とにかく練習時間が長すぎます。
小学生であれば集中して動ける時間は
体力的な面から考えても練習は3時間が限界!
それ以上は子供の成長を妨げます。
筋肉も固まります。
上手くなりたいと言う気持ちより
練習が辛くなる一方です。
とにかく数をこなすので、怪我につながります。

低年齢で型にはめてはダメ!
 上手くなるのが早すぎる!

たとえば、小さい子供に何とかバットとボールが当たるように
コンパクトにして教え込みます。
確かにバットに当てる事はできますが
一度小さくした動きは元には戻りません。

小さい時に優秀だと思われていた子供が
高校に行ってもなかなか伸びずに終わってしまいます。

その他にもまだまだ間違って理解している
大人が多すぎます(^^;)
と言うよりそれが常識になっています。

私が育てる側の人間として目指したいのは
「大器晩成型選手」を作る事です☆

ねっ!
こんな事ばかり言っているので
「一生懸命やって何が悪い!」
と受け入れてもらえないのがわかりますよね(^^;)

5~10年後を楽しみにしています。

ちなみに私の高校時代!
かなりの練習量をこなしました。
精神的には強くなりました。
しかし、無駄を省く事も重要です!