ある子供の成長に目を細めました♪
その子は出会った時から
「はいっ!」
・・・っと、気持ち良く返事が出来る子供でした。
ただし、私とのコミュニケーションは
「はい!」
「いいえ!」
「違います!」
「大丈夫です!」
などの言葉では、会話は成り立たないので
小学生であっても、自分の言葉を探す必要があります(笑)
先日のレッスンで、こんな会話がありました。
私 : 「こうやったらどうだい?」
子 : 「ボクはこっち(私の指導とは逆)の方がやりやすいんですけど・・・」
その言葉を聞いた瞬間をイメージしてください。
指導者にもいろいろなタイプの方がいます。
もしかしたら・・・
「逆らっている!」
「素直じゃない!」
「生意気だ!」
「勝手にしろ!」
感情的になってしまって、その子を
「無視」する大人さえいるかもしれません。
私は
「それでいいよ!やってごらん!」
とだけ言いました。
実は、その子が言った「ボクはこっちの方が・・・」は
正しい身のこなしではありません。
今、それよりも大切なことは、
「感性・感覚」を磨くことだと考えます。
やっと芽生え始めた、その感覚の芽を
私が摘むわけにはいきません。
その子にとっては、ほんの少し遠回りになるかもしれませんが
「あれ?やっぱりこっちの方がいいかな?」
ということに気がつくはずです。
その「気づき」を大切に大切に育てて行きたいと思います。
子供が試合中に、ボールが飛んでくる気配を感じ
自分の考えでポジションを変更したら
「勝手に動いてんじゃねぇ~よ~!」
と、怒鳴られたそうです(by夢太郎さん談)
生意気ではありません。
素直じゃないなんてとんでもありません。
もっと私達大人は、子供たちの「感性」を磨くことを
真剣に考えるべきだと思います。
「俺の言ってることを聞かねぇ~奴は、試合に使わねぇ~」
そんな言葉を言っている指導者が現実にいるそうです。
ちょっと未熟過ぎませんか?
一歩前に出ようとする子供の杭を叩くのではなく
出る杭は伸ばしてあげましょう!
少年野球は、そこに関わる子供と大人が
「共に育つ」ことを知っていれば
もっと子供たちの感性は磨かれるはずです!