大人: 「教えたことは、わかりましたか?」
子供: 『は~い!』
大人: 「返事が小さい!!!」
子供: 『はいっ!』
こんな会話を良く聞くのですが
本当に「良し」なのでしょうか?
大人: 「返事!」
子供: 『はいっ!!!』
は、子供が理解したかどうかではなく
大人が満足するための逃げの口実の場合があります。
野球教室に行くと決まって最後に司会の方が
「それではみんな御礼の言葉を言いましょう!」
そう言って「ありがとうございました」と言わせます。
そして、子供も大人も目の前を「ス~ッ」と素通りして行きます。
本当に感謝の気持ちがあるのなら
目の前をスルーはできないはずです(笑)
この話になると
「言わないよりは全員で揃って言った方がいいだろう!」
と言われるのですが
私は言葉よりも態度や姿勢で現すような
昭和の古い考えの持ち主です(笑)
心に「形」がないなら言わない方が良いと思います。
無理やり言わせるのであれば
自然に言えるまで待てば良いという考えです。
水が流れる如く、自然な姿がそこにあると思います。
言った言わないではなく
行動で示す事の方がはるかに意識は高いのでは?
鳩山さんの「命がけで取り組む」のセリフと同じように
言葉の「軽さ」を感じます。
本当に命がけなら何度も何度もその言葉は使えません。
あるいは何度も使うべきではありません。
「お前のことを思って・・・」
「お前のために・・・」
「感謝しなさい!」
「挨拶しなさい!」
同じ匂いがします。
大人が口だけで教えるのではなく
行動で示してあげれば
「見て覚える」でしょう!
それが自然な姿では?