(南三陸町の日の出)
返事がいいと私たち大人は満足してしまいます。
聞いていても聞いていなくても、とりあえず
「ハイ!」と言えばその場をしのげる術を
子供たちも知っています。
私は「ハイ」と「イイエ」を信じません。
その先の言葉を引き出さないと
その子の本心は見えてきません。
「大丈夫?」
その言葉も同じです。
スクールの子供たちにふたつの質問をしました。
まず、子供たちが「38度の熱がある」という設定!
私:「大丈夫?」
子:「大丈夫です!」
次に「肩が痛くてボールが投げれない」という設定!
私:「大丈夫?」
子:「大丈夫です!」
全員、誘導尋問のように「大丈夫」と答えました(笑)
「大丈夫」ではありません!
「熱は何度?」
「何割くらいで投げれる?」
症状をしっかり聞き出すためにも
子供たちとしっかりコミュニケーションを取らなければいけません。
「大丈夫って言うから試合で使った」
現実にこのパターンで肩・肘を痛めた子供がいます。
「何でもいい」
「どっちでもいい」
ではなく、「子供は正直」という特権を生かしていくべきで
しっかりとした意思を表示させるべきです。
それを「生意気」と解釈してはいけないと思います。
その事が「勝負強さ」や「自立」に繋がります!