日別アーカイブ: 2010年6月7日

意思表示をさせる

(南三陸町の日の出)

返事がいいと私たち大人は満足してしまいます。
聞いていても聞いていなくても、とりあえず
「ハイ!」と言えばその場をしのげる術を
子供たちも知っています。

私は「ハイ」と「イイエ」を信じません。
その先の言葉を引き出さないと
その子の本心は見えてきません。

「大丈夫?」

その言葉も同じです。

スクールの子供たちにふたつの質問をしました。
まず、子供たちが「38度の熱がある」という設定!

私:「大丈夫?」
子:「大丈夫です!」

次に「肩が痛くてボールが投げれない」という設定!

私:「大丈夫?」
子:「大丈夫です!」

全員、誘導尋問のように「大丈夫」と答えました(笑)
「大丈夫」ではありません!

「熱は何度?」
「何割くらいで投げれる?」

症状をしっかり聞き出すためにも
子供たちとしっかりコミュニケーションを取らなければいけません。

「大丈夫って言うから試合で使った」

現実にこのパターンで肩・肘を痛めた子供がいます。

「何でもいい」
「どっちでもいい」

ではなく、「子供は正直」という特権を生かしていくべきで
しっかりとした意思を表示させるべきです。
それを「生意気」と解釈してはいけないと思います。

その事が「勝負強さ」や「自立」に繋がります!