日別アーカイブ: 2010年6月20日

競争?協力?

物が溢れてしまいました。

「我慢すること」
「継続すること」
「乗り越えること」

これらが崩壊・・・

ありがたいことに、私はスポーツを通じて
少しだけ経験することができました。
そしてその先にある、「感動」や「感謝」を見ることができました。
それでも、まだまだ・・・です(^^;)

乗り越えなければいけない途中の山道は
「あそこは気をつけな!」と教えられ
親が何でもかんでも手を出さず
先生も道がそれた時は本気で叱ってくれて・・・

そんな良き時代を生きてきました。

ある親がこう言いました。

「とにかく点数を取らないと何も始まらない。
だから習い事をたくさんさせ、遊ぶ時間を削っている。
今、頑張らないと子供があとで後悔することになってしまう。
そうなったら子供が可哀想だから・・・」

私はこの「点数を取るために・・・」の発想が
大きな意味を持っているような気がします。

受験戦争・・・

学校の先生も「点数」を取れれば、教職の道に進むことができます。
教育者としての資質ではなく「点数」です。

塾も「点数」が取れれば、××××高校へ何名入学!
と、アピールでき経営が成り立っていくので
点数を取れる詰め込み作業をしています。

学校の先生は塾を否定し
塾の先生は学校を否定・・・

学校には学校の素晴らしさが
塾には塾の素晴らしさが・・・

お互いに欠けている点をカバーしあって子供を育てる!

一人の人間を育てるうえで「協力」という言葉は
理想論であり、ありえない言葉なのでしょうか?

私たちの身近でも、同じことが言えます。
「チームの指導者」と私たちのような「外部の指導者」
一緒に協力できたら、もっと子供は伸びるでしょう♪

まさに「受験戦争」」を生きてきたきた人達が
日本の教育現場で、子供たちと向き合っています。

周りを見る余裕?
人に優しくしてあげる?
思いやり?

そんなことより自分のことで精一杯!

点数が上がればいいの?
心は育てなくていいの?

親も子供が試験で「点数」を取ると褒めてあげます。
成績が落ちると「ガッカリした顔」を子供に見せ
「もっと頑張れ、もっと頑張れ」

そう言って子供に「点数」を求めます。
そして何よりそのことを「子供のため」だと主張します。

「人がそこに存在するという意味」

その意味を理解できれば、人は「イライラ」しなくなります。
子供には意欲が湧き出て、勉強もスポーツも
楽しく真剣に取り組むことができます。

結果はあとから付いてくるので
スポーツでは勝利につながり
勉強では「成績アップ」に繋がります。

点数は高いのに越したことはありません。
優秀な人達が日本を支えています。

ただ「どう生きたいの?」と聞かれたときに
答えに詰まってしまうでしょう!

「心を育てながら・・・」

その点を絶対に忘れてはいけません。
現代はそこを完全に見失っています。

そして何よりも
「私は見失っていない!」という方々が見失っていて

「私は見失っているかもしれない」という方々が
見失っていないのです。

私は、高校時代に
「謙虚な心を持つこと」
「素直な心を持つこと」

そうしないと野球は上手くならないぞ!
という教えの元、甲子園を目指しました。

そしてジャイアンツでも同じ教えを受けました!

「巨人軍は紳士たれ!」