月別アーカイブ: 2010年10月

生きるために必要なことを学ぶ☆

チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山で起きた落盤事故で
地下に閉じ込められていた作業員33 人の救出が終わりました。

事故発生から地上との連絡が取れるまでの17日間
作業員らは2日に1回のペースでツナ2口、
クッキー半分、牛乳コップ半分の食料で生活。

地上と連絡が取れるまでの日数を分析したうえで
地下に残っている食料から、この食事量を計算したそうです。
地上と連絡がついた時、あと2日分残っていたそうです。

また救出されるまでに
生活をするための部屋をしっかり分け
規則正しい生活リズムを守り
救出されるのを待ったそうです。

今回の救出に、33人をまとめ上げるリーダーが
存在していることを忘れてはいけません。

リーダーがいるからこそ、環境は整います。
野球を通じて人を育てることが一番の土台であり
勝敗は、その土台の上に乗っかっているだけです。

「助け合う」
「協力する」

このことの重要性を私たちは学ばなければいけません。

そして・・・

33人が今回の事故を経験したことで
世の中の役に立つ「きっかけ」になりました。

大きなお世話ですが、今後の33人の活動に期待をすると共に
事故前と方向性が変わらないように願っています。

世界中で争いが起こっている中
忘れかけているものを思い出させるように
「見せられた」事故かもしれません。

大きく育ちますように・・・☆

子供たちと関わる中で、ご父兄の方々とも話す機会が増えてきました。
30代の私は、その作業が面倒だったので
意識的に避けていたような気がします。
すみませんでした・・・(^^;)

40代の大詰めを迎え???
最近は親の考えを聞くことによって
子供との接し方を考えるようになりました。

いつも感じることなのですが
親は当然「子供の将来を見据えている」と言います。

ただ野球に関しては・・・?

どうしてそんなに

「今」
「今日」
「この試合」

にこだわるのか、疑問を感じてしまいます。
少しでもいいから、「先」を見ることはできないでしょうか?

「急がば回れ」

結局は、現時点で遠回りと感じることが
先になったときに生きてくると私は信じています。

子供の年齢に合った「心と体の成長」を考える時です!

逆に急ぎすぎて、成長を早め
故障や伸び悩み、あるいは野球を嫌いになってしまう子供たちが
後を絶たない現状を知らなければいけません。
とにかくオーバーワークなんです!

小学校から中学に進む中で
「野球はもういい!」と言って
他のスポーツに移行する子供たちの多さに驚きます。

「あいつはやる気がない」

そう言っている小学生チームの指導者もいると聞きますが
間違いなく「やる気」を奪ったのに
それでも人のせいにしかできない・・・

そこに危機感を感じてしまいます。

将来を見据えた時に、少子化が進むなか
「もう野球はやりたくない」と子供からやる気を奪ったとしたら
野球界にとって、その責任は重いものです。

「関わる」ということに、大人としての責任の重さを理解しないと
本当に大変なことになってしまいます。

地球環境が叫ばれているこの時代に
俺一人が意識したって何も変わらないと言って
ゴミを平気で「ポイッ!」と捨ててしまう人がいますが
一人一人の意識が変わっていかないと、環境は整備されません。

同じように、野球に関わっている一人一人が考え方が変わらない限り
「イライラ」の光線で子供たちを攻撃する行為が続いてしまいます。

どこかで誰かが断ち切らないと・・・(^^;)

その役目が、子供たちのいちばん身近な親であり
チームの指導者にあります。

悲しい・・・(^^;)

親分こと大沢啓二さん(78歳)がお亡くなりになりました。

私たちが所属している日本プロ野球OBクラブ
プロ野球マスターズリーグ・・・
サントリーモルツ球団・・・
など、多方面にわたりプロ野球界発展の為にご尽力されました。

そして私達の世代は、マスターズリーグがあったからこそ
人と人との繋がりができ、現在の環境が存在します。

憧れの大先輩とも親しくさせていただきました。
球団の枠を超えたお付き合いも生まれました。
ただただ感謝の念でいっぱいです。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

合掌

グランドに行かない?行けない?

「コーチ」(COACH)とは?

・馬車を意味し、大切な人を目的地まで届ける
・目標達成に導く人のこと

そんな深~い意味があるそうです。

昔は、スクール生を応援にグランドに足を運びましたが
最近は、ほとんど行くことはありません。

子供たちの動きは確認したいのですが
周りの環境を見ているのが、どうにもこうにも辛くて
とても落ち着いて見れる状況ではありません。

必ず怒鳴り声が聞こえてくるし
熱狂した親の姿も目に入ります。

タバコを吸っている人もいるし
「イライラ」している人もたくさんいます。

結局、行かない方が良い!
そこに落ち着きました・・・(^^;)

「コーチ」の言葉の意味合いの通り
大切な人を目的地まで送り届けるという姿に
私の目にはなかなか映りません。

子供は大人の目線よりも低いところに目があります。
体の大きさにも差があります。
大人には知恵があります。
どれをとってもその差は明らかです。

力のないものに対し、力のあるものは
優しくしてあげるべきです!

怒鳴っている人達は、
決して大人には同じように怒鳴りません。
職場でだって、同じように怒鳴る人は少ないでしょう(笑)

力の差が歴然だから・・・

あれは指導とか教育ではありません。
ただのストレス発散です・・・(--;)

協力すること、助け合うこと☆

同じ地域で、しかも同じ学校に、チームが2つ!
諸事情により、チームが分裂したり
新チームを立ち上げたり・・・
様々な大人の事情とは言え、難しい問題がかなりあるようです。

兄がAチームに所属したのに
弟がBチームを選択したりすると、親に火の粉がかかる場合もあるとか?

子供自身が「僕はこのチームに入りたい」と言えば
親はそれを支持してあげなければいけないでしょう。

子供はチームの雰囲気であったり
兄へのライバル心であったり
友達との兼ね合いであったり
いろいろな事情がある中、チームを選択するはずです。

その時に・・・

大人は争うのではなく、「共存共栄」の精神のもと
助け合うこと、協力することなしに
地域の発展は望めません。

勝つためにその選手が必要だから
何とか自分のチームに入れたい・・・

その大人の考えに危機感を覚えます。

中には、この選手は必要とか必要じゃないとか
子供自身が傷ついていても平然としている人がいるから驚きです。
そんな方々は「世の中、競争社会だ!」と考えています。

競争とは、「協力すること」と「助け合うこと」が土台にあるからこそ
正々堂々と戦うことができるのです。

必要のない子は存在しないし
その子の代わりはいません。