月別アーカイブ: 2010年6月

競争?協力?

物が溢れてしまいました。

「我慢すること」
「継続すること」
「乗り越えること」

これらが崩壊・・・

ありがたいことに、私はスポーツを通じて
少しだけ経験することができました。
そしてその先にある、「感動」や「感謝」を見ることができました。
それでも、まだまだ・・・です(^^;)

乗り越えなければいけない途中の山道は
「あそこは気をつけな!」と教えられ
親が何でもかんでも手を出さず
先生も道がそれた時は本気で叱ってくれて・・・

そんな良き時代を生きてきました。

ある親がこう言いました。

「とにかく点数を取らないと何も始まらない。
だから習い事をたくさんさせ、遊ぶ時間を削っている。
今、頑張らないと子供があとで後悔することになってしまう。
そうなったら子供が可哀想だから・・・」

私はこの「点数を取るために・・・」の発想が
大きな意味を持っているような気がします。

受験戦争・・・

学校の先生も「点数」を取れれば、教職の道に進むことができます。
教育者としての資質ではなく「点数」です。

塾も「点数」が取れれば、××××高校へ何名入学!
と、アピールでき経営が成り立っていくので
点数を取れる詰め込み作業をしています。

学校の先生は塾を否定し
塾の先生は学校を否定・・・

学校には学校の素晴らしさが
塾には塾の素晴らしさが・・・

お互いに欠けている点をカバーしあって子供を育てる!

一人の人間を育てるうえで「協力」という言葉は
理想論であり、ありえない言葉なのでしょうか?

私たちの身近でも、同じことが言えます。
「チームの指導者」と私たちのような「外部の指導者」
一緒に協力できたら、もっと子供は伸びるでしょう♪

まさに「受験戦争」」を生きてきたきた人達が
日本の教育現場で、子供たちと向き合っています。

周りを見る余裕?
人に優しくしてあげる?
思いやり?

そんなことより自分のことで精一杯!

点数が上がればいいの?
心は育てなくていいの?

親も子供が試験で「点数」を取ると褒めてあげます。
成績が落ちると「ガッカリした顔」を子供に見せ
「もっと頑張れ、もっと頑張れ」

そう言って子供に「点数」を求めます。
そして何よりそのことを「子供のため」だと主張します。

「人がそこに存在するという意味」

その意味を理解できれば、人は「イライラ」しなくなります。
子供には意欲が湧き出て、勉強もスポーツも
楽しく真剣に取り組むことができます。

結果はあとから付いてくるので
スポーツでは勝利につながり
勉強では「成績アップ」に繋がります。

点数は高いのに越したことはありません。
優秀な人達が日本を支えています。

ただ「どう生きたいの?」と聞かれたときに
答えに詰まってしまうでしょう!

「心を育てながら・・・」

その点を絶対に忘れてはいけません。
現代はそこを完全に見失っています。

そして何よりも
「私は見失っていない!」という方々が見失っていて

「私は見失っているかもしれない」という方々が
見失っていないのです。

私は、高校時代に
「謙虚な心を持つこと」
「素直な心を持つこと」

そうしないと野球は上手くならないぞ!
という教えの元、甲子園を目指しました。

そしてジャイアンツでも同じ教えを受けました!

「巨人軍は紳士たれ!」

動こうとしない学校?

「学校が荒れている」

知り合いの先生から連絡がありました。
暴れる生徒を押さえつけようとしても
どうにも出来ないそうです。

孤軍奮闘はしているものの、回りの協力はなし!

校長も、教頭も何も動こうとはせず
何かあった時は警察に連絡するだけ・・・!

これでは何も解決しません。

言って聞かせて?
褒めてあげて?

その生徒にとっては、その世界はとっくの昔に終わっています。
そのタイミングをすでに逸しています。

校長は自分の役割りを果たすのではなく
自分の立場や生活を守るのに必死なだけ!

学校をひとつにまとめ、教師が一致団結しない限り
その生徒、その集団は変わりません。
すでに上の人間は教育者ではなく、職場放棄状態・・・

邪道に正論は通じません。
邪道には邪道で立ち向かうべきです。
すべての人間は助けられません。

弱い生徒に手を出す・・・
真面目な生徒が我慢を強いられている現状・・・
そんな環境でも何もしない!

義務教育だから
「叩いてはダメ!」と主張してる場合ではありません。

「人の痛み」を教えなくなったのは、いつからでしょう?
なぜ先生方は協力しないのでしょう?
なぜ見て見ぬ振りをするのでしょう?

暴れる子供は先生が怖くも何ともないのでしょう!

先生が全力で生徒にぶつかって行けるように
教育委員会はバックアップするべきです。

あれをしてはダメ!
これをしてはダメ!

素晴らしい指導力を持った先生方が
生かされない教育方針は、子供のためにはなりません。

指導力を持った先生限定の「ゲンコツ」は絶対に必要です。
各学校にゲンコツ可能な免許を持った先生を置けばいいのに・・・

これも挨拶?

一昔前は、お店やスーパーに行くと
「いらっしゃいませ~」と言われたのですが
最近は
「こんにちは~」と言うお店が増えたような気がします。

店員さんと目と目が合った場合
「いらっしゃいませ~」と言われれば
「いらっしゃいました~」とオヤジギャグ・・・(^^;)
ヒンシュクをかった回数は相当なものです。

最近の「こんにちは~」の意味合いは
「いらっしゃいませ~」と同様で
お客様に感謝と親しみを込めて表現した挨拶なのでしょう。

先日も、自宅近くのお店で
「こんにちは~」と店員さんが挨拶をするので
お店内でもレジでも挨拶されれば
私は「こんにちは~」と返すようにしています(^^;)

私は変?

レジで店員さんに聞いてみました。
「こんにちは~」と挨拶をして
「こんにちは~」と答える人はどのくらいいますか?

店員さんとのこのやりとりは夕方5時くらい!
「今日は初めてです~!」と笑っていました。

私は挨拶されて、無視はできない気の弱い人間です。

根気強さの向こうに・・・

最近、野球の技術を伝える際に、箸の持ち方を例に出します。

「箸を逆手に持って食べなさい!」

逆の手を使ったことがない人であれば
イライラするのは当たり前です。

そんな時ほど、その人間の性格が出ます。

「もう、や~めた!」と諦める人!

「食えればいい」と箸の持ち方を気にせずに
左に持って食べる人!(笑)

「言われたことを守り、我慢強く継続する人!」

まぁ、色々あって良いでしょう(^^;)

実は高校時代、私は右利きなので
「左手はグローブを持つ手」ということで
全員がグローブを持つ手に神経が通うように・・・との狙いで
左手に箸を持ってご飯を食べる練習をしました。

「うまくなりたい」一心です。

最初に数日はストレスが溜まります。
「なんでこんなことをするんだろう?」
「こんなことをして本当に上手くなるの?」

悪魔がささやき始めます(^^;)

「もう止めちゃいな!」

でも一週間辛抱して続けていくと
自然に何事もなく食べれるようになりました。

そして一度覚えた感覚は、今でも忘れていないので
右手でも左手でも、箸を使いこなすことができます。

野球の技術も同じ認識です。

やはり根気強く、継続する事が大切かなと・・・
そう思います。

ちょっとくらい我慢の出来る子供を育てたいですね。

「根気強さのある人間」

たった数日の努力もしないで
たった数日の我慢もしないで
立った数日の継続もしないで

私たちは大きな何かを失っているのかもしれません。

6月26日(土)の「きっかけ塾」

6月の「きっかけ塾」が決まりました。
今回の講師は、私のジャイアンツ時代の仲間の
小島圭市 ( こじま けいいち )さんです。

小島さんは現在、ロサンゼルスドジャースのスカウトをされています。
斉藤隆投手、黒田博樹投手のドジャース入団に尽力されました。

また昨年のドラフトで話題になった、菊池雄星投手から
絶大なる信頼を得ていました。

結果的に日本プロ野球界を選択したあの涙の記者会見の真相は?
スカウトを通じて見えてくる日米の野球スタイルとは?
メジャー流の教育とは?

詳細は以下のとおりです。

日 時 : 平成22年6月26日(土)
      午後6時30分~

講 師 : 小島 圭市 (こじま けいいち)
      ロサンゼルスドジャース・スカウト
      巨人~テキサスレンジャース~中日

場 所 :鴻巣市文化センター 「クレアこうのす」
      3F 中会議室
      埼玉県鴻巣市中央29番1号 048-540-0540

時 間 :18:15  受付け開始
      18:30  講演開始
      20:30  質疑応答
      21:00  終了

参加費 : 3000円

お問い合わせ・申込みは juku@mft.jpまで